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『熱き一冊』

ワタシの中で最近の流行は【熱】。熱の
ある人物、熱を帯びた言葉、そして熱を
帯びた文章から成る書籍。半月前に読ん
だ【路地の子】に続き、これまた熱い本
を手にする。1970年代から80年代
にかけての台北を舞台にカオスとエネル
ギー渦巻く骨太の【傑作】である。全編、
頁の節々から、生の佇まい、血と汗の熱
き【におい】漂う。漢字で記せば、匂い
であり、また臭いでもある。魂に響く圧
巻の500頁を一気に読み切る。熱いぞ。

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