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『77回目の原爆忌を迎えて』

8月6日の読売新聞・編集手帳より これまでど
んなふうに、私たちは原爆忌を迎えて来たろう?
今年は以前とちがった慰霊の日に感じられるだろ
う。侵略戦争を引き起こした国がある。ウクライ
ナ侵攻にロシアが核兵器使用を脅しに使う局面も
あった。核を保有しながら沈黙することと、使用
をほのめかすことはかなり違う。「平和の維持」
を憲章に掲げる国連の安保理常連理事会の一つが、
人道はどうでもいいと言ってるのに等しい。それ
に抗するために唯一の被爆国日本にしかできない
ことがある。核兵器がどれほどの惨禍に及ぶかを
伝える活動に尽きよう。静かに平和を受け止める
8月6日を、またいつか。 そう願うこの日です。

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