本書のタイトル『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』
とは、陸奥宗光の「他に策は無かったと思う」の
言葉を書籍の題名に借用させていただいたとある。
さて、その本書の話をさせていただきますと、発
端は4月の末に週刊文春にて掲載された『特別読
物・若泉敬が遺したもの』に始まる。1972年
「沖縄返還の代償」としてどんな密約があったの
か。が知りたくて、ここに辿り着くまで5冊の関
連書籍を読みました。【外堀】が埋まったところ
で【本丸】の本書を手に取る。既に絶版の本書は
ネットで購入。617頁もの大作、ズシリと重い。
しかも上下組だ。おまけに文字も小さい。1週間
前より読み始め、未だ200頁に届いてない。そ
の内容は濃厚、第一級の史料である。読み応えは
あり過ぎるほどに。しかし、ここで(読書)方針
転換を試みる。じっくり、ゆっくりと読んでみた
くなり200頁づつ、3回に分けて読むことにし
ました。その間、何冊かの本を挟んでみる。本書
とは長い付き合いになりそうだ。感想はその後に。
『他策なかりしを信ぜんと欲す』
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