昨年１２月にドイツ連邦の首相を退任したアンゲ
ラ・メルケル。を知りたくて手にした一冊。ベル
リンの賃貸マンションに住み、週末は近所のスー
パーで買い物をする【おばちゃん】は、東ドイツ
生まれの物理学者、１９８９年のベルリンの壁の
崩壊で、その人生は劇的に変わり「世界で最も影
響力のある女性」になりました。また、モノ申す
宰相でした。相手がプーチン、習近平やトランプ
であっても。本書を読み終え、メルケルが宰相と
して居れば、プーチンのウクライナへの侵攻は妨
げられたのではないか。との思いは大きくなりま
す。自信たっぷりのデマゴーグが横行する【今】
こそ、彼女の「倫理」と「科学」が必要なのです。