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『太陽の塔』

遅ればせながら・・初めて【太陽の塔】入館。
友人、知人より『えっ、まだ行ってへんの』
と言われ、当初の予定よりひと月遅れで。自
宅から万博記念公園まで2時間と少し。遠い
なあ。言い訳をすると、自宅からの距離がね。

下から塔の上まで見上げたのは何十年ぶりや
ろ。正面よりも斜め前から見上げた曲線がキ
レイだ。子供の頃より、この造形をウルトラ
マンに例えたものです。時代の象徴としてね。

1970年の【万博】では入館出来ず、入館
は今回が初めて。建物中央に高さ45メート
ルの【生命の樹】。その巨大な造形に時代の
エネルギーを感じる。当時の入館者は初めて
体感する【展示】にさぞかし驚いただろうな。

【生命の樹】を上って行く途中、展示を示す
当時のままの【解説パネル】が残されている。
これは! 目が釘付けになる。内照式の箱型
サイン(アンドン)だ。たぶん、この時代の
モノがその原型ではないやろか。思わず裏側
を覗く。ちゃんと熱ヌキの開孔も。けっこう
大そうな作りなのですが、このサインにディ
スプレイデザインの歴史をみることができる。
ええもん見せていただきました。長い間、そ
の業界に籍を置いた者にはたまらん逸品です。

48年の時間を経て、憧れの【太陽の塔】へ。
夢のひと時は、時間にして約30分。子供の
頃に体験した【万博】での夢の2日間、大人
になりデスプレイデザイナーとして過ごした
時間が思い出されました。来れて良かったよ。

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